2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

透湿・防水シート

アルミサッシの枠を取り付けたあとから、増築建物の壁全体に透湿・防水シートを貼り込んでいきます。 透湿・防水シートは、高密度ポリエチレン不織布を建材の用途に使用したものです。 顕微鏡で拡大してやっと分かるくらいの微細な繊維のすき間から湿気が抜…

奥様のこだわり

奥様専用の部屋には、いくつものこだわりがあります。 エクササイズマシンなどの機器だけでなく、壁面には床から天井近くまでポールをたくさん取り付けます。 これで何をするかと言いますと、上のポールはぶらさがっての背筋伸ばし、下のポールはつま先を入…

奥様の長年の夢

リフォームや増築する場合の目的、それは当然のことですが、お客様それぞれの家族構成や生活環境、ライフサイクルなどによって違っています。 今回、母屋のリフォームと合わせて増築する部屋は、名称は多目的ホール、ミーティングルームとなっています。 で…

アルミサッシの弱点

住宅用の建材としてアルミサッシと一対となった二重窓(ペアガラス)が、欧米に10年遅れて普及してきました。 アルミは金属の中でも軽い上に加工がしやすい、空気に触れると表面を保護する膜が出来て丈夫になるなどの特徴があります。 これまで居住環境よ…

たてすべり出し窓って何

しばらくの間、既存のLDK内部の造作工事の様子をお伝えしてきましたが、増築部分の工事も並行して進んでいます。 棟上げの後床を仕上げると、アルミサッシを取り付けるために、プレカット材の柱と柱の間に間柱や木枠を造作していきます。 写真は、横幅が…

絶滅危惧種のはずが…

これは何かおわかりでしょうか。 もしかしたらハマグリ? そう、もしかしなくてもハマグリです。 先日の大潮のとき、一番潮が引いたころを見計らって吉野川の河口に行ってきました。その河口の砂が堆積している中州で取れたものです。 ハマグリについて、ウ…

LDKの下地造りが着々と

LDKでは、キッチンを据え付ける前の造作作業が続いています。 キッチンは新しく貼った床材の上に置くことになりますから、まず床材をすべて貼り付けてしまいます。 貼り付け作業が終わると、新しい床材の上に養生ボードを敷き込んでテープ(緑色)で固定…

見積書のチェックポイント

床材に限らず、業者さんからリフォーム工事の見積書をもらったときのチェックポイントがあります。 ほとんどの方が金額に一番の関心がいくと思いますが、金額が安いか、あるいは高いかをお客様が判断することは実は難しいことです。 ですから、お客様が注目…

フローリング材のグレードの見分け方

既存のLDKの床板と床下の根太をすべてビス止めして補強した後に、新しい床材を貼り付けていきます。 最近では、床材として工場で生産された合板を利用することが多くなってきました。 ムク材の良さは誰もが認めるところですが、年数が経過すると割れや歪…

真っ黒になりながら

新しいフローリング材を貼る工事には、二つの方法があります。 一つは、以前の床材をいったん剥がしてから新しい床材に貼り替えるやり方。もう一つは、以前の床材の上に直接新しい床材を貼る方法です。 今回の工事では、二番目の方法で一階の床部分をやり替…

小さい秋見つけた

建築現場の横に広い畑があります。野菜のほかに、みかん、すだち、柿、イチジク、さくらなど花木がたくさん植えられ、見事に管理されています。 その中にクリの木を見つけました。 あまり大きくはないのですが、たくさんの実を付け、暑い夏の太陽を浴びて少…

材料不足や値上げがちらほら

床全体に断熱材のスタイロフォームを敷き詰める作業が終わると、その上に厚さ28ミリの構造用合板を貼ります。 この構造用合板が、床の仕上げとなるフローリングン材の下地となります。 ただ、東日本大震災の復興需要の継続に加えて、消費税の増税を控えた…

床の断熱

増築部分の棟上げが終わると、次に内部の造作工事に取り掛かります。 床全体に敷き詰めている薄いグリーン色のものは、スタイロフォームと呼ばれている断熱材です。 スタイロフォームは、ポリスチレンを原料とするボードタイプの断熱材で、高い断熱性能を誇…

棟上げ その3

棟上げ当日の夕方には、全体の骨格が出来上がりました。 翌日は、垂木を取り付けた後に屋根材の下地となる野地板を貼ります。 さらに、野地板の上にアスファルトルーフィングとゴムアスの敷き込みが終わると、雨が降っても大丈夫ですから、一安心となります…

棟上げ その2

増築する場所が建物の裏側になるため、クレーンで材木を一本ずつ吊り上げ屋根越しに慎重に降ろします。 土台、柱、桁、梁、大引き(床の構造材)などの木材をを所定の位置に四人掛かりで慎重に据え付けていきます。 材料は現場で直ぐに組み立てられるよう事…

棟上げ その1

棟上げは、家を新築する時に行われる神道上の祭祀で、建前(たてまえ)とか上棟式(じょうとうしき)とも呼ばれています。 時代が変わり、新しい建築様式の登場などで、棟上げの風習もだんだんと無くなりつあります。 それでも、家を建てるということは、今…

リフォーム工事の難しさ

一口にリフォームと言っても、どれ一つとして同じものはなく、それそれが全く違う工事となりますから、リフォームならではの難しさがあります。 壁や床を解体してみると、必要な部材で施工されていない、図面通りとなっていない、白アリ被害が見つかったなど…

ベテラン大工さんの本領発揮

LDKの解体が終わると、次は、内部の造作や壁・天井の下地の調整など、大工さんが最も得意とする工事が続きます。 大工さんの仕事も次第に細分化されてきた影響で、自分の専門以外の仕事の要領が良くわからないということもあります。 新築と違ってリフォ…

まずは、建物内部の解体から

コンクリートが充分に乾くまでの間は、既存の建物内部の工事を進めていきます。 まずは、キッチン回りの解体から。 給排水の配管をカットして仮止めした後、カウンター、キッチン本体、吊戸棚、食器収納キャビネットと順番に取り外していきます。 次に、壁の…

ベタ基礎の完成

コンクリートの流し込みから4日目に型枠を外すとベタ基礎の出来上がりです。 基礎の立ち上がり部分と床を鉄筋で二重に組んだうえにコンクリートで一体化していますので、ベタ基礎は強度に大変優れています。 このあと、コンクリートが完全に乾いてしまうま…

基礎工事も大詰め

土間にコンクリートを流した後、表面が平らになるよう丁寧にならして乾燥するまで一日おきます。 充分乾いたことを確認すると、建物の土台を据え付ける基礎の立ち上がり部分をつくるために内側にも型枠を用意します。 型枠が完成すると倒れたりしないように…

コンクリートの強度

型枠が組み終わると、いよいよコンクリートの流し込みです。 建物の北側と西側は隣地との境界ですから、家の駐車場に止めたコンクリートミキサー車から少しずつ運びます。 コンクリートを流した後に、写真の左側にある機械をコンクリートの中に入れて振動さ…

家造りの基本とは

基礎の強度を上げるために既存建物の基礎のコンクリートに小さい穴を空けて、鉄筋を入れていきます。 差し筋と呼ばれる作業で、現在の建物と増築部分の基礎を一体化させることで強度が上がり、災害により強い建物となります。 決められた材料を使い、決めら…

足下が肝心

何をするにしても最も大事なことは、基本に忠実であること。 それは住宅建築の場合でもやはり同じです。 建物を支える基礎部分は工事が終わった後は見えなくなってしまいますが、建物の強度に直接影響するため、特に重要です。 土壌の白アリ処理が終わると、…

日本で一番低い山

工事現場の近くに、日本で一番低い山があります。 名前は、弁天山。何かご利益がありそうな感じがします。 勝手に低いことを名乗っているのではなく、国土地理院のれっきとしたお墨付きを得ています。 ところで日本一高い富士山とその周辺地域がめでたく世界…

こんなところにも白アリ対策

建物の寿命に大きな影響を及ぼすのが、湿気と白アリ。 土台や柱などは水分を含むことで次第に劣化しますが、白アリは木材を直接侵食するので、建物の強度に深刻なダメージを与えることがあります。 その白アリは湿気が大好きですから、通常浴室などの水回り…

野菜畑がなくなってしまいますが

建物の裏にはトマトやきゅうりなどの野菜を作っていました。 今年も苗が植えられ、工事前には勢いよく成長し緑の葉を繁らせていました。 畑がなくなってしまうのは残念ですが、この場所に増築します。 畑をならした後に一度掘り返して表土を取り除きます。 …

新しい工事が始まりました

今日から新しい工事が始まりました。 キッチンなど水回りの改装と現在の建物の裏側に増築する工事です。 工事期間は、約2ヶ月間の予定です。 施主様に、喜んで頂けるよう気を引き締めて取り組みたいと考えています。