2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

塗装の塗り替え

ケイカル板を貼って出来上がった新しい軒天井と破風のすき間にコーキング剤を充填して雨水や湿気の侵入を防ぎます。 これで塗装の塗り替えに必要な事前の作業は終わりました。 次に、高圧洗浄機を使って建物全体に水を吹き付け、汚れやコケ、カビなどをてい…

ケイカル板

屋根瓦の葺き替えが終了しましたので、これで雨の心配は無くなりましたが、改修作業はまだまだ続きます。 年数の経過で古くなってしまったのは軒天井も同じで、現状の化粧合板は表面の色も落ちてきています。 そのままの状態ではどんどん悪くなっていきます…

何とか間に合いました

下屋根の棟瓦もすべて取り付け、葺き替え工事が終わりました。 完成まで約三週間の日数を要しましたが、この間二度の台風接近によって大雨が降りました。 屋根工事は、いつも天気予報をにらみながら作業スケジュールを組んでいきます。 特に台風が近づいたと…

ベテランの技

今回の瓦の葺き替えを担当している職人さんは、この道35年の大ベテランです。 古い瓦を取り除くときだけは応援が入りますが、新しい瓦の葺き替え作業は、この職人さんがすべて一人で行っています。 今回使用している瓦は波形です。平板瓦に比べて同じ面積…

すずめが少なくなった理由!?

ここ数日間は天気にも恵まれ、下屋根の瓦を葺く前の作業が順調に進んでいます。 緑色の木片は瓦を釘で留めるときの下地材ですが、職人さんが屋根のコーナーに波のような形をした黒っぽいものを取り付けています。 これは、すずめ返しと呼ばれているもので、…

ちょっと残念な実りの秋

施主様の敷地には、庭木や花木のほかに果樹が植えられています。 毎年食べきれないほどたくさんの実を付け、近所や知り合いの方にお裾分けしているようです。 とても美味しいと評判が良いそうで、まわりの方も出来具合を楽しみにされているとのことです。 今…

大屋根の次は下屋根

大屋根の吹き替えが一区切り付いたところで、次は下屋根の作業に移ります。 同じように旧い瓦を剥がしていきますが、この作業を一人で行うのはさすがに無理がありますから、応援を二人頼んで3人掛かりとなります。 傾斜のある屋根の上で瓦を一枚ずつ剥がし…

大屋根の葺き替えが終わりました

大屋根のうち東西方向と南方向の吹き替えは、棟の部分を除いて終わっています。 吹き替えの作業は基本的に職人さん一人でずっと行っていますが、屋根の面積が広いだけに壮観の眺めです。 建物北側の谷の部分は、作業の進め方がほかと異なりますから最後にな…

瓦の葺き替え

瓦の葺き替えの前に必要な作業がまだ二つ残っています。 一つは、屋根の一番下の軒先に水切りを取り付けます。文字通り雨水が浸入したときに樋へ逃がす役割をします。 もう一つの作業が、大屋根の北東方向にある谷部分のやり替えです。 取り替える前の古い谷…

瓦の産地

今回使用する瓦は、いわゆる淡路瓦と呼ばれている種類の一つです。 瓦は古くから全国各地で生産されていましたが、現在では愛知県西三河地方の三州瓦、島根県岩見地方の石州瓦、そして兵庫県淡路島の淡路瓦が三大産地となっており、国内全体の9割を占めてい…

下準備は入念に

ルーフィングを二重に敷き込んだあとも瓦を載せる前の下準備の作業が続きます。 緑色の木片は瓦を釘で留める時の下地となります。色が付いているのは防水と白アリ対策を兼ねて薬剤処理されているためです。 次に、大屋根の四つの棟方向に棟瓦を載せるための…

二つのルーフィング

ルーフィングとは、フェルトや厚い板紙にアスファルトをしみ込ませて作った防水シートのこと。 雨水が屋内に侵入するのを防ぐために、木造住宅の屋根材として広く使われています。 大屋根の瓦をすべて取り除いた後の野地板に、まずアスファルトルーフィング…

レッカー車の出動

屋根瓦の葺き替え工事に入りましたが、屋根工事はいつも天気予報とにらめっこしながらの作業となります。 雨の影響をなるべく避けるために、作業は一番上の大屋根とその下の下屋根の二つに分け、大屋根部分から行います。 まずは古い瓦を取り除いていくので…