下準備は入念に
ルーフィングを二重に敷き込んだあとも瓦を載せる前の下準備の作業が続きます。
緑色の木片は瓦を釘で留める時の下地となります。色が付いているのは防水と白アリ対策を兼ねて薬剤処理されているためです。
次に、大屋根の四つの棟方向に棟瓦を載せるための下地を作ります。
黒くて長い棒状のものはエコランバと呼ばれるもので、棟瓦の骨の部分になります。
エコランバをルーフィングに留めたステンレス製の受けに固定していきます。
エコランバは樹脂で作られています。屋根工事に使用する部材は、当然のこととは言え、とにかく雨水に強く、腐れにくいのが特徴です。
ベテランの職人さんが、馴れた手付きで次から次へと作業を進めています。
どんな工事も一緒ですが、完成後は目に見えなくなる部分をいかにしっかり作るかが、工事の品質を左右する一番大事なポイントになります。