二度目の正直
外回りの工事が終了して足場を解体すると、残るは建物内部の内装の仕上げだけ。
天井と壁はクロス仕上げとなりますが、既存建物の貼り替えを含むため、その長さは321メートルにもなります。
多目的ホールの天井に見える細いラインは、デザインのために作ったものです。
職人さんには作業に手間がかかると評判は良くありませんが、この意匠があるのとないのでは完成後の雰囲気が全然違ってきますから、手を抜くことはできません。
最近のクロスは種類やデザインが本当に豊富になりました。部屋の用途別はもちろんペット対応やマイナスイオン発生といったものまであります。
お客様によっては多すぎてどれを選んだから良いのかわからないので、いくつか候補をリストアップして下さいとお願いされることもよくあります。
今回トイレでミスが発生してしまいました。
ファクスで送ったクロスの品番の数字がかすれて読みにくくなり、業者さんが誤って発注したクロスを貼ってしまいました。
施主様に事情を報告して了解を得たうえで、間違って貼ったクロスをはがして下地を調整し、改めて本来の品番のクロスを貼り直しました。