蓮の花
川内町の工事現場の近くの田んぼに蓮の花が咲いていました。
蓮は、早朝に花が咲いて午後になると閉じてしまいますから、午後に撮影したことがわかります。
花はわずか三日間だけ咲いて散ってしまうはかないものですが、花が終わる頃になるとその地下茎であるレンコンの収穫時期を迎えます。
徳島県は、茨城県に次ぐレンコンの産地ですが、鳴門市や川内町で主に栽培されています。
蓮は清廉な美しい花を咲かせることから、仏教では仏の知恵や慈悲の象徴とされてきました。
また、死語に極楽浄土に往生し、同じ蓮花の上に生まれ変わって身を託すという考え方から、一蓮托生という言葉の語源になっているようですね。
そんな蓮は、日本人の感性と繊細さを象徴する花の一つと言えるかもしれません。