ケイカル板
屋根瓦の葺き替えが終了しましたので、これで雨の心配は無くなりましたが、改修作業はまだまだ続きます。
年数の経過で古くなってしまったのは軒天井も同じで、現状の化粧合板は表面の色も落ちてきています。
そのままの状態ではどんどん悪くなっていきますから、下地を作ってケイカル板を貼り、塗装で仕上げることにしました。
ケイカル板は、正式にはケイ酸カルシウム板と呼ばれています。
珪藻土や消石灰、無機質繊維に水を混ぜて作ったもので、比重が軽くて防火性能が高く、建築材料として幅広く利用されています。
厚さが薄いものならカッターで切れることから作業もしやすく、大工さんが次から次へと貼り付けていきます。
施主様の家は軒天井の面積が広いのが特徴ですが、下地の造作とケイカル板の張り付けを二日間で終えることができました。