すずめが少なくなった理由!?

 ここ数日間は天気にも恵まれ、下屋根の瓦を葺く前の作業が順調に進んでいます。

 

緑色の木片は瓦を釘で留めるときの下地材ですが、職人さんが屋根のコーナーに波のような形をした黒っぽいものを取り付けています。

 

これは、すずめ返しと呼ばれているもので、文字通りすずめが屋根瓦のすき間から中に入って巣を作るのを防いでくれます。

 

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 近くで見るとサメの歯のような形をしています。

 

今回施主様が選んだ瓦は波状にウェーヴしていますので、瓦の先端にすき間が出来てしまいます。このすき間を埋める役割をするのがすずめ返しです。

 

最近、すずめが少なくなって市街地であまり見かけなくなったと言われています。

 

地球温暖化の問題とからめて自然環境や生態系の変化を指摘する学者もいるようですが、すずめが巣を作りにくくなっていることもその原因のひとつかもしれません。

 

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