お引き渡しの日を迎えて

勝手口のサッシ窓の交換とスロープに手すりを取り付ける関連工事も終わり、すべての作業を予定通り無事完了させることができました。 最後に屋根の葺き替えと塗装の塗り替えに使用した足場を解体して掃除や後片付けを終えると、いよいよ施主様へのお引き渡し…

スロープと手すり

勝手口のサッシ窓の交換に併せてスロープを造ります。 施主様のご自宅の駐車場は、玄関より勝手口の方に近い位置にあります。車から降りて遠回りするより、出入りに勝手口を利用する方が負担が少なくて済みます。 工事のポイントは、施主様が支障なく歩ける…

勝手口サッシの取り替え

塗装の塗り替えはすべての作業が終わりました。今回は屋根瓦の葺き替えと塗装が主な工事でしたが、関連してあと二つの工事が残っています。 その一つが、勝手口のサッシの取り替えです。 以前のサッシは外枠の強度が充分でないため、開け閉めが窮屈で使い勝…

仕上げはていねいに

塗り替えは一回目が終わって、二回目の仕上げの段階に入りました。 塗り替える箇所は外壁のほかに、軒天井、樋、破風、雨戸や戸袋がありますから、 二人の職人さんが持ち場を手分けして手塗りでていねいに仕上げていきます。 塗料が回りに付着しないように養…

塗料の種類

塗料と一口に言っても、非常に数多くの種類があります。 このうち外壁に使用されることが多い塗料は大きく分類すると次の4種類となります。 これは塗料の主成分である樹脂の違いによるもので、あくまでもおおまかな数字ですが耐用年数にも違いがあります。 …

塗装の塗り替え

ケイカル板を貼って出来上がった新しい軒天井と破風のすき間にコーキング剤を充填して雨水や湿気の侵入を防ぎます。 これで塗装の塗り替えに必要な事前の作業は終わりました。 次に、高圧洗浄機を使って建物全体に水を吹き付け、汚れやコケ、カビなどをてい…

ケイカル板

屋根瓦の葺き替えが終了しましたので、これで雨の心配は無くなりましたが、改修作業はまだまだ続きます。 年数の経過で古くなってしまったのは軒天井も同じで、現状の化粧合板は表面の色も落ちてきています。 そのままの状態ではどんどん悪くなっていきます…

何とか間に合いました

下屋根の棟瓦もすべて取り付け、葺き替え工事が終わりました。 完成まで約三週間の日数を要しましたが、この間二度の台風接近によって大雨が降りました。 屋根工事は、いつも天気予報をにらみながら作業スケジュールを組んでいきます。 特に台風が近づいたと…

ベテランの技

今回の瓦の葺き替えを担当している職人さんは、この道35年の大ベテランです。 古い瓦を取り除くときだけは応援が入りますが、新しい瓦の葺き替え作業は、この職人さんがすべて一人で行っています。 今回使用している瓦は波形です。平板瓦に比べて同じ面積…

すずめが少なくなった理由!?

ここ数日間は天気にも恵まれ、下屋根の瓦を葺く前の作業が順調に進んでいます。 緑色の木片は瓦を釘で留めるときの下地材ですが、職人さんが屋根のコーナーに波のような形をした黒っぽいものを取り付けています。 これは、すずめ返しと呼ばれているもので、…

ちょっと残念な実りの秋

施主様の敷地には、庭木や花木のほかに果樹が植えられています。 毎年食べきれないほどたくさんの実を付け、近所や知り合いの方にお裾分けしているようです。 とても美味しいと評判が良いそうで、まわりの方も出来具合を楽しみにされているとのことです。 今…

大屋根の次は下屋根

大屋根の吹き替えが一区切り付いたところで、次は下屋根の作業に移ります。 同じように旧い瓦を剥がしていきますが、この作業を一人で行うのはさすがに無理がありますから、応援を二人頼んで3人掛かりとなります。 傾斜のある屋根の上で瓦を一枚ずつ剥がし…

大屋根の葺き替えが終わりました

大屋根のうち東西方向と南方向の吹き替えは、棟の部分を除いて終わっています。 吹き替えの作業は基本的に職人さん一人でずっと行っていますが、屋根の面積が広いだけに壮観の眺めです。 建物北側の谷の部分は、作業の進め方がほかと異なりますから最後にな…

瓦の葺き替え

瓦の葺き替えの前に必要な作業がまだ二つ残っています。 一つは、屋根の一番下の軒先に水切りを取り付けます。文字通り雨水が浸入したときに樋へ逃がす役割をします。 もう一つの作業が、大屋根の北東方向にある谷部分のやり替えです。 取り替える前の古い谷…

瓦の産地

今回使用する瓦は、いわゆる淡路瓦と呼ばれている種類の一つです。 瓦は古くから全国各地で生産されていましたが、現在では愛知県西三河地方の三州瓦、島根県岩見地方の石州瓦、そして兵庫県淡路島の淡路瓦が三大産地となっており、国内全体の9割を占めてい…

下準備は入念に

ルーフィングを二重に敷き込んだあとも瓦を載せる前の下準備の作業が続きます。 緑色の木片は瓦を釘で留める時の下地となります。色が付いているのは防水と白アリ対策を兼ねて薬剤処理されているためです。 次に、大屋根の四つの棟方向に棟瓦を載せるための…

二つのルーフィング

ルーフィングとは、フェルトや厚い板紙にアスファルトをしみ込ませて作った防水シートのこと。 雨水が屋内に侵入するのを防ぐために、木造住宅の屋根材として広く使われています。 大屋根の瓦をすべて取り除いた後の野地板に、まずアスファルトルーフィング…

レッカー車の出動

屋根瓦の葺き替え工事に入りましたが、屋根工事はいつも天気予報とにらめっこしながらの作業となります。 雨の影響をなるべく避けるために、作業は一番上の大屋根とその下の下屋根の二つに分け、大屋根部分から行います。 まずは古い瓦を取り除いていくので…

建物外回りの改修工事

お客様から2階の天井や壁に雨漏りの跡のようなシミがあるので調べて欲しいとの連絡がありました。 早速、建物の屋根裏に上がって調査したところ、屋根の谷のところに黒いシミやカビを確認しました。 ほかにも何カ所か雨漏りが疑われる箇所がありましたので…

竣工 玄関回り

工事期間中にキズや汚れが付かないようにするため、ずっとダンボールで保護していた玄関引き戸。 すべての工事が終了して、引き渡し前の美装のとき、養生を外してはじめて姿を現しました。 奥さまによると、これから多目的ルームでミーティングや勉強会など…

竣工 洗面・脱衣室

化粧台や洗濯機はホワイトを基調とした洗面・脱衣室の室内に合わせて色を統一しました。 ミラーキャビネットの三面鏡を開けるとそれぞれが収納スペースとなっていますから、ドライヤーなどの大きなものまで入れることができます。 洗面ボウルは材料技術の進…

竣工 ユニットバス

以前使っていたお風呂は1216サイズ(0.75坪)でしたが、新しいお風呂は1616タイプ(1坪)で一回り大きくなりました。 自宅での入浴が何よりも大好きな施主様。仕事から戻ると真っ先に浴室に向かうとのことでした。 工事期間中は銭湯に行くことを…

竣工 キッチン その2

新しいキッチンは、リクシルのアミィシリーズから横幅255㎝、奥行き65㎝、高さが85㎝のサイズに決まりました。 キッチンプランを決定するにあたっては、奥さまにショールームまで出向いてもらいました。アドバイザーのていねいな説明を参考にして、部…

竣工 キッチン その1

施主様にとって、キッチン廻りは改装工事の中でも特に重要な位置を占めています。キッチンの仕上がりの満足度の違いによって工事全体の評価にまで影響を及ぼします。 今回は事前に入念な打合せを何度も重ね、デザインやカラーを提示してその都度施主様の確認…

竣工 多目的ルーム その2

部屋の西側の壁には床から天井近くまでバーが規則正しく並んでいます。 これが奥さまのリクエストにお応えして造作したこだわりの器具です。 増築する部屋にこの器具を取り付けたいというのが奥さまのたってのご要望でした。何度も打合せを重ねましたが、最…

竣工 多目的ルーム その1

ちょうど二ヶ月間を要して、増築と建物全体の内外装工事が当初の予定通りに無事終了しました。 増築した多目的ホールはドアや引き戸の建具から床材、壁・天井のクロスまでホワイトを基調にしています。 ただ、南側の一番面積の広い壁だけほかの壁と全く違う…

エコキュート給湯器のしくみ

エコキュートという言葉はもうすっかり定着してしまった感があります。 新築する際はもちろん、リフォーム工事でも多くのお客様がエコキュート給湯器を採用するようになりました。 この現場の施主様も今まではLPガスを熱源としていましたが、光熱費の高さ…

エコカラット

玄関のスライドドアを開けて中に入ると、すぐ目に飛び込んでくるのがエコカラットの壁。 エコカラットは、天然の粘土鉱物など非常に多くの微細な孔を持つ原料を焼き上げて作った内装壁材です。 エコカラットの大きな特徴は、室内の湿度が上がるとこの微細な…

琉球畳

和室には手を入れずそのままのかたちで残しました。 ただ、新築時から24年が経過して内装も古くなっていますので、内装は新しくやり替えました。 障子とふすま、戸襖は貼り替え、古いたたみは処分して琉球畳に交換しました。 琉球畳は本来沖縄県で栽培され…

二度目の正直

外回りの工事が終了して足場を解体すると、残るは建物内部の内装の仕上げだけ。 天井と壁はクロス仕上げとなりますが、既存建物の貼り替えを含むため、その長さは321メートルにもなります。 多目的ホールの天井に見える細いラインは、デザインのために作…